こんな人におすすめ
- 開業して間もなく、広告や設備にお金をかけにくい
- 1人~数名でお店・ネットショップを運営している
- 難しい書類は苦手だけど、おトクな制度は逃したくない
このページでは「返金しなくていいお金=助成金・補助金」を、できるだけ分かりやすく整理しました。読み終わるころには、自分がどの制度に申し込めるか と 次の一手 が見えてきます。
助成金と補助金、ざっくり違い
区分 | ざっくり用途 | 主な経費の例 |
---|---|---|
助成金 | 人材育成・雇用環境の改善 | 従業員研修費、賃金の一部など |
補助金 | 販路拡大・IT導入・設備投資 | チラシ印刷、Web制作、機械購入など |
※どちらも返金義務なしですが、あと払い が基本です。
いま申し込みやすい補助金 3 選(2025年版)
制度 | 上限額 | こういう経費がOK | ここがポイント |
小規模事業者持続化補助金 | 最大 200 万円 | 広告費・ECサイト・店舗改装 など | 商工会のサポート付き。書式がシンプルで初心者向き。 |
IT導入補助金(デジタル化基盤導入枠) | 最大 350 万円 | 会計ソフト、キャッシュレス端末 など | ITツールは “登録ベンダー” 経由で買うのがルール。 |
自治体の創業・成長支援補助金 | 地域により変動 | 地域の特色に合わせた幅広い経費 | 競争率が低いことも。市区町村サイトを必ずチェック。 |
申請までの 4 ステップ(共通パターン)
- 制度を選ぶ – 対象者・対象経費・締切日を公式サイトで確認。
- 計画を作る – 「補助金で何をやる→どう売上が伸びる」を数字入りで。
- 書類をそろえる – 申請書 + 見積書 + 開業届の写し など。
- 提出→結果待ち – 電子申請が主流。採択後に経費を払い、領収書を実績報告。
申請書で落ちないコツ
- 写真や図を使う → 改装前後イメージなど一目で伝わる資料は強い。
- 数字を具体的に → “月商+20%” “来店数+100人” など根拠付きで。
- 勘定科目を合わせる → 使途と見積書の品名が一致しているか要チェック。
よくある疑問
Q. お金はいつ振り込まれる?
A. 経費を払って実績報告 → 約1〜3か月後が目安。先に支払える資金繰りが大切です。Q. 補助金と公庫融資、どっちが先?
A. あと払いの補助金だけだとキャッシュが不足しがち。公庫など低利の融資と組み合わせが安心。
まとめ
- あと払い なので「まずは自己資金+融資」で立て替える準備を。
- 商工会・商工会議所は申請サポートが手厚い。無料相談を活用。
- 締切の 2〜3 週間前には書類を仕上げ、見直し時間を確保。
助成金・補助金を味方につけて、ムリなく次の一手を打ちましょう!